マツエク(まつ毛エクステンション)の持ちには、まつ毛の毛周期による生え変わる期間とマツエクをしてからのメンテナンス・お手入れによって長く維持できるかどうかが変わります。
このページでは、毛周期(ヘア・サイクル)と、マツエクの持続期間や、マツエクを長持ちさせることとの関係について解説します。
目次
まつ毛の毛周期・生え変わり期間
まつ毛をはじめ、髪の毛や眉毛、体毛など、毛は常に生え変わり続けています。
また、毛の生え変わりは、
成長初期 → 成長期 → 退行期 → 休止期 → 成長初期
というように、1つのサイクルのように回っています。
毛周期(ヘア・サイクル)
成長初期
成長初期は、成長が始まり、毛が生えてくる期間となります。
このころは、皮膚の中で毛が成長しています。
成長期
成長期は、最も成長が進む時期となります。
たくさんの栄養を取り込んで太くしっかりとした毛になっていきます。
退行期
退行期は、毛の成長が止まる時期となります。
成長した毛の毛根が皮膚の上のほうに押し上げられていき、抜ける準備が始まります。
退行期以降は、毛の成長はありません。
休止期
休止期は、毛が抜ける時期となります。
毛が抜けた後は、また成長初期に移行するための準備が始まります。
まつ毛の毛周期(ヘア・サイクル)・期間
毛周期(ヘア・サイクル)は、説明したように「成長初期 → 成長期 → 退行期 → 休止期 → 成長初期 →」というサイクルを繰り返しています。
個人差がありますが、まつ毛の毛周期(ヘア・サイクル)は、3週間から4週間と1か月前後と言われています。
その他の毛周期(ヘア・サイクル)
毛周期(ヘア・サイクル)は、毛の太さが関係します。
参考までに、その他の毛の毛周期(ヘア・サイクル)は、髪の毛で最大6年、顔周辺の産毛で1ヶ月ほどとなります。
- 髪の毛:3年から6年ほど
- 顔の産毛:1ヶ月ほど
- 背中:2ヶ月ほど
- わき毛:2ヶ月から4ヶ月ほど
マツエクの持続期間
マツエクの持続期間ですが、毛周期が3週間から4週間となるため、毛に直接取り付けている以上、1ヶ月より長くは持ちません。
最大3週間から4週間の毛周期までどうマツエクを取れないようにするか、まつ毛が抜けないようにするかが重要となります。
また、マツエクが取れないよう、まつ毛が抜けないようにするには、マツエクの種類選びと、メンテナンスが大きく関わります。
マツエクの種類と取れやすさ・抜けやすさ
マツエクが取れる原因や、まつ毛自体が抜ける要因には、エクステの重さが関わります。
最近では、「ボリュームラッシュ」という毛束のエクステが登場したため、一番まつ毛に負荷がかかるエクステの種類といえるでしょう。
また、通常のマツエクは、自まつ毛1本1本に人工まつ毛を取り付けるため、1本のエクステの種類によって変わります。
例えば、長くて太いエクステであれば負荷が大きいのですが、短くて細いエクステであれば、負荷が少なく済み、取れにくく、抜けにくいと言えます。
※エクステの種類については「マツエクの種類」を参考にしてください。
マツエクのメンテナンス
マツエクを長持ちさせるためには、日頃のお手入れ・メンテナンスも重要となります。
特に、マツエクを直接「擦る」ことは、エクステが取れてしまったり、まつ毛自体が抜けてしまう原因となりますので気を付けてください。
その他、
- メイクオフをする際に強く擦ること
- うつ伏せで寝て顔を布団や枕に擦ること
で擦れてしまうので注意が必要です。
その他の持続期間を長くするコツ
その他にもマツエクを長持ちさせるには、専用のコーティング剤を使うことや、生活改善を行いストレスフリーな生活を送ることが有効です。
まつ毛のコーティング剤を使用
マツエクを着けた後に、まつ毛のコーティング剤を着けることでまつ毛エクステが長持ちします。
マツエクのコーティング剤は、グルー(マツエクを取り付ける接着剤)との相性があるため、マツエクをしてもらうアイリストに相談して相性が良いものを選ぶとよいかと思います。
※コーティング剤とグルーの相性が悪いと逆にマツエクが取れてしまうこともあります。
ストレスフリーの生活を送る
生活習慣が乱れていると、まつ毛に栄養が行き届かず、まつ毛の毛周期(ヘア・サイクル)が短くなってしまう可能性があります。
特に、
- 寝不足
- ストレス
- 偏った食事
などは、まつ毛が栄養不足になる原因となります。
ストレスフリーな生活を送ることでマツエクも長持ちとなりますので注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
マツエクは、毛周期(ヘア・サイクル)により最大で3週間から4週間の持ち期間がありますが、その他の要素によってもっともっと短くなってしまう可能性があります。
このページで解説した事柄に注意をしてマツエクを長持ちさせてみてください。
※その他、マツエクの長持ちは「マツエクの持ち(持続期間)を長くする方法」も参考にしてください。