「マツエクは経験がない…」「したことはあるけどアイリストにお任せしている…」ということはありませんか?
マツエクの基礎を知ることは、理想のまつ毛を手に入れるきっかけの1つになるかと思います!
このページでは、マツエクについて、メリットや注意点、エクステの種類など、まつ毛エクステの基礎を解説します。
目次
マツエク(まつ毛エクステンション)とは
マツエク(まつ毛エクステンション)とは、化学繊維でできた人工のまつ毛を天然のまつ毛の生え際、根元から1mmから1.5mmの箇所に1本1本の人工まつ毛を専用のグルーと呼ばれる接着剤で取り付けます。
まつ毛の量が増えたように見え、濃いまつ毛となるため、目元が際立ち、メイク・化粧をしているように顔の印象が明るくなるのが特長です。
また、自身の天然まつ毛に直接取り付けるため、マスカラやつけまつ毛、ビューラーのようなメイク・化粧の代替ともなります。
正式名称は、まつ毛エクステンションですが、省略してまつ毛エクステ、まつエク(マツエク)と呼ばれることが一般的です。
ちなみに、英語では、eyelash extensions(アイラッシュ・エクステンション)と呼ばれます。
マツエクの特徴
マツエクには、目元が明るくなることやメイク・化粧が不要になるというメリットがある一方、グルー(専用接着剤)によるアレルギーや未熟な施術者による健康被害を引き起こすデメリットもあります。
ここでは、マツエクの特徴(メリットとデメリット)を解説します。
まつエクのメリット
1. 優れた耐久性/取れにくい
マツエクは、耐久性に優れた特殊なまつ毛エクステンション専用接着剤のグルーで、自まつ毛1本1本に人工まつ毛を付いているため、ほとんど取れません。※取れにくさは施術の技術によっても変わる場合があります。
そのため、洗顔をしたり、お風呂やプールに入るなど、水に濡れても取れる心配がありません。
マスカラやつけまつ毛であると、水に濡れたり、擦ったりすることで取れてしまう可能性があります。
2. 自まつ毛が痛まない/健康なまつ毛になる
ビューラーやマスカラ、まつ毛パーマなど、メイク・化粧により、まつ毛は痛む可能性があります。
ビューラーであれば、まつ毛を引っ張ることで、抜けたり切れたりする可能性があり、マスカラであれば、化粧落とし・クレンジングオフする時に擦るため負担がかかります。また、まつ毛パーマであれば、パーマ液によるまつ毛の痛みがあります。
しかしながら、マツエクは、人工まつ毛を固定さえしてしまえば、負担をかける要素がないため自まつ毛を痛めず、健康的なまつ毛を保つことができます。
3. メイク・メイク落としの時間短縮
マツエクは、1度固定さえしてしまえば、基本的なメイク・化粧であるマスカラやビューラーが必要ないため、メイクの時間を短縮することができます。もちろんつけまつ毛も必要ではなくなります。
また、まつ毛が濃くなるため、アイラインが不要になるという方もいらっしゃいます。
そのため、時間がかかる目元のメイク落としの時間も短縮することができます。
4. 自然な仕上がり/ナチュラルで濃いまつ毛になる
マツエクは、自身のまつ毛が伸びたように、濃くなったように見えるため、ナチュラルな仕上がりとなります。
つけまつ毛に比べても格段に自然に見えながらの、目力アップ・はっきりとした目元となります。
5. 目元の雰囲気を自由自在にコントロール
マツエクは、取り付ける本数や形状、太さなど、たくさんの種類からお好みのまつエクを選ぶことができます。
そのため、目元のイメージを自身が考える理想のまつ毛に近づけることができます。
まつエクのデメリット・注意点
メリットだけを見るとデメリットはないのではないかと思われがちですが、デメリットも存在します。
マツエクを行う前に注意さえすれば解消できますので参考にしてください。
1. アレルギー反応が出る恐れ
マツエクは、特殊な専用接着剤のグルーで人工まつ毛を自身のまつ毛に取り付けるため、グルーによるアレルギー反応が出る恐れがあります。
サロンによっては、パッチテストによって事前にアレルギー反応が出るか否かを調べてもらえるため、心配な方はアイリストに施術前に相談をしてみてください。
2. 知識・技術不足で健康被害の恐れ
アイリストの知識や技術不足により、目や目元の皮膚に健康被害が起こる恐れがあります。
2015年に公表された、独立行政法人国民生活センターによる「まつ毛エクステンションの健康被害等に関するアンケート調査」によれば、下記のような健康被害について確認されたようです。
4分の1の人がまつ毛エクステンションの施術を受け、異変や違和感を経験していました。
「目の痛み、異物感」、「目、まぶたのかゆみ」、「目の充血」が多くみられました。
異変や違和感は、施術中から2、3日後までにあらわれた人が多くいました。
これらは、アイリストの知識不足、技術不足に原因があり、サロン選びの際に注意が必要です。
また、マツエクを施術するには、美容師の資格を持っている必要があるため、1つの基準にしてみてはいかがでしょうか。
3. 施術が受けられない方が存在する
マツエクは、施術を受けられない方が存在します。
サロンや技法にもよりますが、以下の4つに該当する方は施術を受けられません。
- まつげパーマを施術して3ヶ月以内
- 妊娠中の方
- ドライアイの方
- レーシック手術を受けて1年以内の方
※この基準は、ブログの運営元「hanakan+」のものとなります。詳しくは各サロンへお問い合わせください。
マツエクの種類
マツエクには、質感をはじめ、長さや太さ、カールの角度など、たくさんの種類があります。
選ぶエクステの種類によって目元の印象やイメージも変わるため、種類を知ることで選択肢が広がります。
人工まつ毛の質感
ミンクエクステ
ミンクエクステは、マツエクの中でも人気がある素材で、仕上がりの際にマット感が出る材質の人工まつ毛です。
シルクエクステ
シルクエクステは、ミンクエクステに比べて固めでツヤ感がある人工まつ毛です。固めであるため、付けまつ毛のような質感で付ければ付けるほど、存在感がでます。
セーブルエクステ
セーブルエクステは、ミンクエクステやシルクエクステと比べて、最も自まつ毛に近い人工まつ毛です。高級な素材ではありますが、自然な仕上がりを求められる方に適したエクステです。
人工まつ毛の長さ
エクステの長さには、6mm〜15mmまで、1mm単位で長さの種類があります。
人工まつ毛の太さ
エクステの太さには、0.1mm~2.5mmまで、約0.5mm間隔で太さの種類があります。
0.1mm
自まつ毛と同じくらいの太さの人工まつ毛です。
0.15mm
マスカラを塗ったようなボリューム感と自然な仕上がりを両立できるバランスの良い太さの人工まつ毛です。
0.2mm、0.25mm
ボリューム感が出る人工まつ毛です。
人工まつ毛のカールの種類
マツエクの人工まつ毛には、カールが緩いJカールをはじめ、角度が急なDカールまで、様々な種類があります。
角度が緩いJカールから、下記のような順番となります。
Jカール < Cカール < SCカール < Dカール
マツエクの周期
マツエクには、まつ毛の生え変わりの周期により、付け替え時期・サロンに通う適した頻度があります。
まつ毛の生え変わり周期
まつ毛の生え変わり周期には、個人差があり、2週間〜3ヶ月となっています。
まつ毛の生え変わり周期のことを、毛周期といいます。
まつ毛の毛周期については、「まつ毛の毛周期」を参考にしてください。
マツエクの付け替え時期
まつ毛の生え変わり周期は、2週間〜3ヶ月となっていますが、生え変わるまでマツエクが持続するわけではありません。
エクステのカールや長さでも、マツエクの持続期間が変わってきます。カールが強いものや長いマツエクをつけることで、まつ毛が生え変わる周期が来る前に自まつ毛ごと抜けてしまう可能性があります。
そのため、マツエクの付け替え時期、サロンへ通う周期は、2週間~4週間ほどとなります。
マツエクの関連用語
エクステ・人工のまつげ
マツエクに使用する人工まつ毛のことです。質感をはじめ、長さや太さ、カールの角度など、たくさんの種類があります。
グルー
マツエクに用いる特殊な専用接着剤です。自まつ毛にこのグルーを使用して人工まつ毛を取り付けていきます。
アイラッシュ
英語でまつ毛のことです。アルファベットでEyelashと書きます。
アイラッシュサロン
マツエクの施術を専門に行う美容室です。
アイリスト
マツエクを行う美容師のことです。※マツエクは美容師の国家資格を持っていない方が施術すると違法となります。
まとめ
いかがでしたか。マツエクの基礎を学ぶことで、より良いまつエク選び、サロン選びができるようになるかと思います。
是非、マツエクで自分が思う理想のまつ毛、理想の目元のイメージを実現してみてください。
また、専門家であるアイリストに相談するのもイメージに近づける一つの手段です。「hanakan+」でもご相談お待ちしております!